工務部本社第2・3工場の森山美里さんは、同社唯一の加工部門に所属している女性社員で、梁加工の工程を担当している。ものづくりに興味があり、新卒で入社。「先輩社員が仕事を優しく丁寧に教えてくれて働きやすい。資格取得も積極的に推進しており、すでに玉掛けやクレーン操作、溶接などを取得した。さらなる資格取得を目指したい」と意気込む。人材確保などを目的に制作した動画に出演しており、「女性でもできる仕事は沢山ある」という言葉は自らの感想。 同社ではフレックスタイムなどはまだ制度化されていない。これから検討するとしているが、社内全体で有給取得を勧めている。 工務部検査課の伊藤沙織さんや営業部の柳真央さんは、「子どもの急な発熱時には『暗黙の了解』として、社長自らが早退するよう後押しする。業務へのフォローも自然に行われている。育児への理解度が高く、安心して働くことができる」と話す。 同社では社長や役員などの上司が気軽に情報交換できる環境を作り出し、社員の要望に対して速やかに対処することにより、女性社員が活躍できる場を形成している。
